給水型ウォーターサーバーの水の補充は面倒?タンク容量と置き場所から考える
給水型の浄水型ウォーターサーバーは、ボトルの配送を待たずに水道水を使えます。その代わり、本体のタンクへ水を補充するのは自分です。
置き場所や月額料金は確認していても、「水を運ぶ作業が毎日続くと面倒では?」と気になるかもしれません。
補充の負担を左右するのは、タンクの大きさだけではありません。1日に使う量、水道から本体までの距離、給水する高さを合わせて考えることが大切です。
ここでは卓上型のevery frecious mini・putio・Locca littaを例に、補充の手間を申し込み前に見積もる方法を整理します。実際に使用した体験談ではなく、各社の公表仕様に基づく確認です。
確認したい3点
- 飲み水・料理など、サーバーから1日に何L使いそうか
- 水道から本体へ、無理なく水を運べるか
- 置いたまま注ぐ場合も、タンクを外す場合も、手が届きやすいか
※製品仕様とお手入れに関する記述は、2026年9月26日時点の各社公式情報をもとにしています。使用方法は購入時に最新の取扱説明書で確認してください。
給水型は水道水を自分で補充して使う
給水型の浄水型ウォーターサーバーは、水道管に接続せず、上部などの給水タンクへ水道水を入れて使います。ボトルの保管や交換は必要ありませんが、水が減れば補充します。
「工事不要」と「給水不要」は別です。蛇口から自動で水が入るわけではないため、購入前に自分の生活動線へ補充作業を組み込めるかを考えておきましょう。
設置工事がいらない給水型の仕組みや製品全体の比較は、こちらで確認できます。

水の補充が負担になりやすい3つの場面
飲み水だけでなく料理にも使う
1人の飲み水だけに使う場合と、家族の飲み水・お茶・料理にも使う場合では、必要な水の量が違います。使う量が増えれば、水道から運ぶ量も増えます。
先に「サーバーから出す水だけ」で1日に何Lほど使いそうかを見積もってみましょう。普段の水道水の使用量すべてを足す必要はありません。
水道から本体までが遠い
リビングや寝室に置けても、補充のたびにキッチンから水を運ぶことになります。通路に段差や扉がある場合は、同じ量でも負担が変わります。
満水のタンクを運ぶのが重いと感じるなら、少量ずつ補充する方法もあります。ただし、そのぶん往復する機会は増えます。
高い台や棚で上から注ぎにくい
卓上型は床の面積を使わない一方で、台の高さだけ給水口も高くなります。上から水を注ぐときに無理な姿勢にならないか、タンクを取り外して洗えるかも確認しましょう。
棚板や吊り戸棚が上にある場合は、本体が収まっても、ふたを開けたりタンクを持ち上げたりする空間が足りないことがあります。
卓上型3機種の給水タンクは3.0~3.3L
every frecious mini・putio・Locca littaの上部にある給水タンク容量は次のとおりです。ここで比べるのは、水道水を自分で入れる部分の容量です。
※表は横にスクロールできます
| 卓上型の機種 | 給水タンク | 冷水・温水タンクを含む総容量 |
|---|---|---|
| every frecious mini | 3.3L | 5.0L |
| putio | 3.0L | 5.0L |
| Locca litta | 3.0L | 5.0L |
※各社公式の製品仕様による。給水タンク容量と総容量を混同しないように記載しています。タンク内の水量や給水のタイミングによって、一度に補充できる量は変わります。
総容量5.0Lは、毎回5.0Lをまとめて注ぐという意味ではありません。給水する部分はminiが3.3L、putioとlittaが3.0Lです。3機種の差は最大0.3Lなので、容量だけで「この機種なら補充が楽」とは決めにくいところです。
なお、冷水・温水タンクがあるからといって、合計5.0Lを同じ温度で連続して取り出せるわけでもありません。製品選びでは給水タンクと、実際に使いたい冷水・温水の量を分けて考えましょう。
1日に使う水の量から補充の手間を見積もる
「毎日何回補充するか」は、タンク容量だけでは決まりません。まずは1日にサーバーから使う水を、飲み水と料理用に分けて概算します。
※表は横にスクロールできます
| 仮の使用量 | 1週間に使う水 | 3Lずつ運ぶとした場合の目安 |
|---|---|---|
| 1日1L | 7L | 週に約3回分 |
| 1日2L | 14L | 週に約5回分 |
| 1日3L | 21L | 週に約7回分 |
※1日当たりの水量は説明用の仮定で、各社が公表する補充回数ではありません。「週の使用量÷3L」を端数切り上げした、水を運ぶ量の単純な目安です。初回の内部タンクへの給水、タンクに残る水、お手入れに伴う水の交換は含みません。
この表は「水道からどれほど水を運ぶか」を想像するためのものです。実際には空になる前に少しずつ足すこともあり、表の回数どおりに補充できるとは限りません。
また、タンク内の水を長く放置しないことや定期的に洗うことも必要です。たとえばevery frecious公式は、上部タンクを3日に1度を目安に洗うよう案内しています。水の使用量が少ない場合でも、容量いっぱいに入れれば手間が減ると単純には考えないようにしましょう。
給水を続けやすい置き場所を確認する
置き場所を決めるときは、空いている幅を測るだけでなく、実際に水を運んで注ぐ動きを想像してみましょう。
- 水道から本体まで、安全に水を運べるか
- 容器で注ぐ場合、水をこぼさず手が届く高さか
- タンクを外す場合、上へ持ち上げる空間があるか
- 洗うためにタンクを取り外してキッチンまで運べるか
- 本体の重さと水の重さに耐えられる、安定した台か
キッチンから離れた場所に置くときは、最初の1回だけでなく、週に何度も往復する場合を考えておくと判断しやすくなります。上部の空間や放熱に必要なすき間は機種ごとに異なるため、設置条件もあわせて確認してください。

キッチン・ダイニング・リビングのどこへ置くか迷っている場合は、こちらで置き場所を整理しています。

補充の手間が気になる場合は機種をどう選ぶ?
卓上型3機種の給水タンクは3.0~3.3Lと近いため、容量の差よりも「水道から運びやすい場所に置けるか」「タンクを取り外しやすいか」を先に確認するほうが実用的です。
給水以外の条件も大切です。置き場所に合う本体サイズ、冷水・温水以外に必要な機能、月額料金、契約期間を比べて候補を絞りましょう。給水の手間だけを理由に、長期契約の条件を見落とさないようにしてください。
卓上型3機種を同じ項目で比較したい場合は、こちらにまとめています。

候補が決まったら、給水タンクの形状や設置条件、申込時の契約内容を各社公式サイトで確認してください。
置けるかだけでなく毎日の給水まで考える
給水型は水を買い置きする必要がない一方で、水道水を自分で補充します。その作業が面倒に感じるかは、使う水の量と本体までの動線によって変わります。
卓上型3機種では、給水タンク容量の差だけで補充の負担を大きく変えることは難しそうです。候補の置き場所で、水を運ぶ・注ぐ・タンクを洗う動作を無理なく続けられるか確認してから選びましょう。
