炊飯器ラックの選び方|狭いキッチンで失敗しないために確認したい6つのこと
炊飯器の置き場所を作るためにラックを探してみると、スリムなものから電子レンジも置ける大きなものまで、いろいろなタイプが見つかります。
「これなら置けそう」と思っても、実際に使い始めると、
ふたを開けると棚に当たる。
炊飯するときの蒸気が気になる。
思ったより通路が狭くなった。
そんなこともあります。
炊飯器ラックは、見た目や収納量だけではなく、炊飯器を実際に使うときのことまで考えて選ぶことが大切です。
「炊飯器が収まるラック」ではなく、「炊飯器を無理なく使えるラック」かどうかで考えてみましょう。
炊飯器ラックを買う前に、まず置き場所を決めよう
ラックを探し始める前に、最初に確認しておきたいのが「どこに置くか」です。
キッチンの空いている場所を見つけたら、
- ラックを置ける幅
- 奥行き
- 高さ
- 通路に必要なスペース
- コンセントの位置
を確認します。
特に狭いキッチンでは、ラックそのものは置けても、扉や引き出しが開けにくくなったり、人が通りにくくなったりすることがあります。
そもそも炊飯器をどこに置けばよいか決まっていない場合は、ラックを選ぶ前に置き場所から考えてみましょう。

炊飯器ラックを選ぶときに確認したい6つのこと
1.ラックの幅と奥行き
まず確認するのは、ラック本体のサイズです。
ただし、「幅40cmの場所だから幅40cmのラック」と数字だけで決めるのではなく、設置したあとに無理なく使えるかまで考えます。
たとえば、
- 冷蔵庫や食器棚の扉が開くか
- キッチンの引き出しとぶつからないか
- 人が通るスペースを確保できるか
- キャスター付きなら移動できる余裕があるか
などです。
商品ページでは外寸と棚の内寸が別に記載されていることもあるので、炊飯器を載せる部分の寸法も確認しておきます。
2.炊飯器のふたを開けられる高さがあるか
炊飯器は、本体が棚に収まれば使えるとは限りません。ごはんをよそうときには、ふたを開けるスペースが必要です。
ラックの棚と棚の間が狭いと、「炊飯器は入ったのに、ふたが十分に開かない」ということがあります。
炊飯器本体の高さではなく、「ふたを開けた状態」まで確認しておきましょう。
商品ページに棚間の高さが記載されている場合は、手持ちの炊飯器と照らし合わせます。
3.蒸気を逃がしやすいか
炊飯時に蒸気が出るタイプの炊飯器では、ラックの上部や周囲にも注意が必要です。そのため炊飯器ラックには、炊飯器を手前へ引き出せるスライド棚を備えたものがあります。
ただし、「スライド棚なら、どんな炊飯器でも大丈夫」という意味ではありません。必要な周囲のスペースや使用条件は機種によって異なります。
炊飯器そのものの設置条件について迷った場合は、こちらで詳しく確認できます。

4.棚の耐荷重は足りているか
炊飯器を載せる棚には、商品ごとに耐荷重が設定されています。
ここは必ず確認したいところです。
炊飯器本体だけでなく、実際には内釜・水・お米などを入れた状態で使います。そのため、「炊飯器が○kgだから、耐荷重○kgならちょうどいい」というギリギリの選び方は避けたほうが安心です。
ラック側の耐荷重と、炊飯器を実際に使用するときの重さを確認して選びましょう。
電子レンジやトースターなど、ほかの家電も載せる場合は、それぞれを置く棚の耐荷重も確認します。
5.コンセントを無理なく使えるか
ラックを置いてから意外と困りやすいのが、コンセントです。
商品によってはラック自体にコンセントが付いているものもありますが、だからといって電源について考えなくてよいわけではありません。
設置予定の場所で、
- 炊飯器のコードが無理なく届くか
- コードを通路に這わせることにならないか
- ラックで壁のコンセントを塞がないか
- ほかのキッチン家電と電源が集中しないか
を確認しておきます。
6.炊飯器以外に何を置きたいか
最後に考えたいのが、炊飯器以外の家電や収納です。
炊飯器だけの置き場所を作りたいのか。電子レンジも一緒に置きたいのか。トースターや電気ケトルもまとめたいのか。食品や食器の収納まで欲しいのか。
ここによって必要なラックは大きく変わります。
ラックを選ぶ前に「載せたいもの」を書き出してみる
炊飯器だけ
→ コンパクト・スリム型
電子レンジ+炊飯器
→ レンジラック型
家電+食品や食器
→ 収納付きラック
必要なときに動かしたい
→ キャスター付きワゴン型
というように、必要な機能から候補を絞ると選びやすくなります。
炊飯器ラックは大きく4タイプから考える
ここまでの条件が分かったら、自分に合いそうなラックのタイプを考えます。
置き場所が狭いなら「スリム型」
冷蔵庫や食器棚の横など、限られた幅に置きたい場合はスリム型が候補になります。
横幅を抑えやすい反面、商品によって棚の奥行きや高さ、耐荷重などは異なります。
「細いから置ける」だけで決めず、手持ちの炊飯器を使える寸法かどうかまで確認します。
できるだけ幅を取らずに置きたいなら
スライド棚付きでも幅30cm前後の商品があります。ただし、コンパクトなぶん棚の内寸も小さくなるため、手持ちの炊飯器が収まるかを確認して選びましょう。
電子レンジもまとめたいなら「レンジラック型」
電子レンジと炊飯器を一か所にまとめたい場合は、レンジラック型が候補になります。
キッチン家電を縦方向にまとめられるので、限られた床面積を使いやすいのが特徴です。一方で、電子レンジを載せる棚と炊飯器を載せる棚では必要な耐荷重が違うこともあります。
それぞれの棚に、どの家電を置く設計なのかを確認して選びます。
電子レンジと炊飯器を一か所にまとめたいなら
電子レンジ用の棚と炊飯器などを置けるスライド棚を備えたタイプなら、キッチン家電を縦方向にまとめられます。それぞれの棚のサイズと耐荷重を確認して選びましょう。
収納も増やしたいなら「収納付きラック」
家電だけでなく、食品や食器、キッチン小物などもまとめたい場合は収納付きタイプがあります。
収納量が増えるほどラック自体も大きくなりやすいので、狭いキッチンでは特に設置サイズを確認しておきたいところです。
「たくさん収納できるか」よりも、「置いたあともキッチンを無理なく使えるか」を優先して考えます。
炊飯器の置き場所と収納を一緒に増やしたいなら、収納付きタイプもあります
スライドテーブルの下などに収納スペースがあるものなら、キッチン用品やストック類もまとめられます。収納量だけでなく、ラック全体の大きさも確認して選びましょう。
必要に応じて動かしたいなら「ワゴン型」
固定したラックを置く場所が取りにくい場合は、キャスター付きワゴンも選択肢になります。
掃除や模様替えのときに動かしやすいのが便利なところです。ただし、炊飯器を使用するときは、キャスターを固定できるかなど、安定した状態で使えることを確認します。
掃除や配置変更のときに動かしたいなら、キャスター付きのワゴンタイプもあります
移動しやすさだけでなく、炊飯器を使うときに安定した状態にできるか、棚のサイズや耐荷重とあわせて確認しましょう。
ラックを買わずに炊飯器の置き場所を作る方法もある
炊飯器の置き場所がないからといって、必ずラックを買わなければならないわけではありません。
キッチン家電全体を見直してみると、
- 使用頻度の低い家電を収納する。
- 置いているものを別の場所へ移す。
- 炊飯器を使うときだけ出す。
といった方法で、場所を作れることもあります。

毎日炊飯しない場合などは、常設しない方法も検討できます。

炊飯器ラックは「置けるか・使えるか」の順番で選ぼう
炊飯器ラックには、スリムなものから大きな収納付きタイプまで、さまざまな商品があります。
選ぶときは、
① ラックを置けるサイズ
② ふたを開けられる高さ
③ 蒸気を逃がせるか
④ 棚の耐荷重
⑤ コンセント
⑥ 炊飯器以外に置きたいもの
の順に確認してみましょう。
見た目や収納量も大切ですが、毎日使うものだからこそ、使うたびに不便を感じないことも大切です。
「たくさん置けるラック」より、「自分の炊飯器とキッチンに合うラック」を選びましょう。
条件が決まってから商品を見ると、たくさんある炊飯器ラックの中から、自分に必要なものを絞りやすくなります。
